試験期間中の方がええこと言ってる。

試験期間中は「文章を書きたい!…あぁっ!!」なんて思っていたわけだけど、いざ終わっていつでも書きまくれる状況になると、その情熱がすっーと消えてしまいました。ものすごく残念でならないのと同時に、あの衝動は一体何だったのだろうか、と。いい文章(この場合は自分が納得できる文章)を書ける条件は、気分と偶然による、と言ったことがあるんだけど、もう少し厳密に言うと、ヒロイズムに酔えるかどうか。

ヒロイズムという言葉で思い出すのは、

俺は単なるテロリストだ。ただ…今は少しヒロイズムに酔ってはいるがな。

というクゼさんの台詞ですが、

つまり、ものすごく独善的というか、「この世界は僕を中心に回っている!」とか「いや僕なんて全然だめですよ…」とか思いながら実はそう思ってないとか、そういう心持ちで自己陶酔的にならないと、納得のできる文章は書けない気がする。それって完全に無意識の自分の暴走というか、試験勉強中はなぜか感情のコントロールが上手くできなくて集中できないことがあったのだけど、今はもうすっかり落ちついちゃってる。このエントリ(相手が強いほど高く飛べるって。 - 書き殴る。)は、実はちょっとだけお気に入りというか、僕にとっては納得できる文章というか、「伝わってるんじゃないかな?」と思っているんだけど、このときの精神状態は完全に暴走してたわけです。部屋に引き篭って勉強していて、ちょっと休憩がてらテンションが上がる曲を、なんて思ったが最後、「ピンポン」の熱さにやられてドツボにハマり、こらえきれずエントリを書くというアホな展開なんだけど、意外とこの衝動というモノは大事なのかもしれない。無意識というワガママな自分を上手くコントロールすること。ある意味で理性がぶっ飛んでいる状態であり、かなりのヒロイズムに酔っている。試験勉強中は「俺が世界を変えたるわ」くらいには思っていたのだけど…今はすごく冷静です。あの興奮状態をいつでも取り出せるようにすること、あるいはそういうスイッチがあればいいんだけど。