2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』

カズオ・イシグロがマイブームなのだけど、『わたしを離さないで』がこれまたよい。ロンドン旅行中に読んだ『日の名残り』の、「どうしてこうなっちゃったんだよ…!」という現実の理不尽さ・残酷さがもう病み付きで、どうしようもない現実と向き合ったときの…

偶然世界と遊ぶ茶碗師・十五代樂吉左衛門

十五代 樂吉左衛門という茶碗師 千利休が認めた千家十職のうち、ひとつ・樂家。その十五代目。 450年もの伝統を背負いながら、自分が理想とする“茶碗”を作り続ける。 国内外問わず、数々の賞を受賞し、展示会も開催している。 先人たちが見出した高麗井戸茶…

編集長は僕:「ヒーロー見参!!」

メディア名をバサッ!と変えました。 ヒーロー見参!!(←こっちが一応、本家) 『sphinx』はどうにも真面目すぎる。 すべてを反転させる芸術家・荒川修作 - ぐちゃぐちゃと書き殴る。 すべてを反転させる芸術家・荒川修作 「わからない」をカタチにする漫画家…

世界中の人と「歌う」を共有するCEO・文原明臣

文原明臣という人。 『nana』Founder/CEO。誰でも簡単に「世界中の人々とWe are the worldを歌えるようにする」というイメージを、iPhoneアプリというテクノロジーによって実現させようとしている。そのカタチが「nana」というアプリ。 無料カラオケ!歌や楽…

「おまえ誰より卓球好きじゃんよ!!」:ピンポン⑥話

アニメオリジナルとペコ復活回。 ストーリー | TVアニメ『ピンポン』公式サイト うむ、素晴らしい。 孤立するスマイルとドラゴン。 その様子をAパートでアニメオリジナルとして。 卓球を追求する2人と、追求することを諦めたチャイナとアクマ。 チャイナと…

手が勝手に動くよ!

こういう「手が勝手に動くタイプ」の人って、どういう脳の反応をしてるんだろうか?

「どこで間違えた?」『ピンポン』アクマ回

ストーリー | TVアニメ『ピンポン』公式サイト TVアニメ『ピンポン』第5話予告 どこで間違えた? - YouTube 今回は「アクマ」回でした。 『ピンポン』は、才能と努力の話だからね。 努力家・アクマ、故郷を離れて闘うチャイナ、卓球好きだけどグレるペコ。 …

「わからない」をカタチにする漫画家・市川春子

市川春子という人。 漫画家。2006年にアフタヌーン四季賞の四季大賞を受賞してデビュー。 その後、単行本『虫と歌』(手塚治虫文化賞新生賞受賞)『25時のバカンス』などを出して、『宝石の国』という長期連載をスタート。 虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌ…

浅野いにおさん新作

タイトルワロタwwww 表紙巻頭なのにタイトルなし!?浅野いにおの新連載が色々すごい…!! - NAVER まとめ 『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』 語感よいw楽しみすぎるわwww

辞書を編む人たち

4月26日放送のETV特集「辞書を編む人たち」が素敵すぎた。 言葉を愛するってこういうことを言うのだな、とテレビの前で思わず姿勢を正す。ひとつひとつの言葉の意味にこだわるからこそ、わかりやすく簡潔な言い回しをどうにか捻り出そうと七転八倒する様子は…

すべてを反転させる芸術家・荒川修作

荒川修作について。 芸術家、建築家、あるいはそれらを否定した人。 荒川修作は『天命反転』というキャッチフレーズを掲げて、「死なないこと」の実現を、あるいは「人間はいつか死ぬ」という常識を反転させよう(=克服しよう)としていた。その彼の核心を…

「美しさに共感する」という不思議さ

素敵な出会いがあった。まずは、ひとつの作品と出会った。それは2枚の絵。とてもとても美しく、それは僕好みだった。白地のキャンバスに、薄くひ弱な黒い線が描かれていて、今にも消えてなくなりそうな儚さがあり、それでいて、「白」という空白を大事にす…