ダンスってかっこいいな。

 

居間にある付けっぱなしのテレビから、聴き覚えのある曲が流れてきた。

それは、ダンサー・Koharu Sugawaraがオリジナルダンスで使っている曲『Rather Be by Clean Bandit』で、とても素敵な曲。「もしかして…!(Koharu Sugawaraが踊ってる!?)」と思って、居間に向かうと、テレビでは27時間テレビのワンコーナーとしてチビッ子ダンスバトルをやっていた。Koharu Sugawaraが愛した曲をバックにダンスを踊るのは、h!nataというチビッ子ダンサー。たぶんだけど、Koharu Sugawaraからの影響があるであろうダンス(上半身の軸に力が込められていて、その力強さが波のように手足へと流れる感じ?)で、「お、かっこいい」と感じたから上手いんだと思う。

27時間テレビ自体はまじでむちゃくちゃ糞なんだけど、どれだけ糞かって言うと、h!nataの対戦相手はどじょうすくいのダンスを踊る子どもたちで、番組の空気としては「どじょうすくい(笑)」で、審査員の判定がある前に、ナイナイの岡村がどじょうすくいの子どもたちに向かって「負けたけど、どう?」って質問をするぐらい糞なんだけど、おいおいふざけんなよ少なくとも努力をしてきた子どもたちを番組全体で晒し上げるような空気を作るとかどんだけ腐ってんだとか思ったけど。

それでも、こんだけ糞みたいな世界だけど、それでも、それでも、ひとつ希望があったのは、審査員・仲宗根梨乃がコメントを求められて「(h!nataちゃんに対して)あなたのエモーションは伝わった」というような感想を二言、三言伝えるシーンがあって、その伝え方が真剣な表情と情熱のこもった声色でしかもちょっと早口でそれがすごくかっこよかった。それはまるで「私たちはこんなぐちゃぐちゃとした糞みたいな場所で出会ったけど、それでもこれだけはどうにかして絶対にあなたに伝えたい」という、ひとりのダンサーとして未来あるダンサーに対する真剣で本物のエールだったと思うから。

 

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どじょうっ子たちも頑張ってほしいなー。