「どこで間違えた？」『ピンポン』アクマ回

今回は「アクマ」回でした。

『ピンポン』は、才能と努力の話だからね。

努力家・アクマ、故郷を離れて闘うチャイナ、卓球好きだけどグレるペコ。

才能のあるスマイル、インハイ優勝のドラゴン。

子どもの頃は一緒に卓球やってて、「でもよペコ、コイツ（スマイル）全然上手くならねーよ（アクマ談）」とか言ってたのに、しかも、アクマはスマイルの何千倍も努力していたのに、気付けば、アクマよりスマイルの方が上手くなっていて。アクマが尊敬するドラゴン先輩もスマイルの才能に惚れ込んじゃうし、スマイルと闘ってみれば実際に完膚なきまでにフルボッコにされてしまうアクマ…。映画版でもアクマのシーンはすごく好きだけど、アニメもよい感じです。残酷なまでのねじれがたまらん。

「どうしてお前なんだよ！一体どうして！
俺は努力したよ。お前の十倍、いや百倍千倍したよ
風間さんに認められるために、ペコに勝つために
朝から晩まで卓球に捧げてきたよ！なのに！」

「それはアクマに卓球の才能がないからだよ　
単純にそれだけの事だよ　大声で騒ぐ事じゃない」

一方で、才能のあるスマイルも、どんどん孤立していく。

はやくヒーローが現れてほしい。スマイルを救ってほしい。

…最初、ペコの声に違和感あったけど、なんかだんだんと馴染んできたのか、どことなく泣きそうで弱々しいんだけど虚勢をはってる感じが、今のペコとマッチしていて、ものすごく切ない。

ああ…もう、かっこいい…