辺縁系レベルの好きを追求する
僕のライフワーク。人生を通してやりたいこと。
「考えよう。六本木ヒルズ」の活動が、僕のライフワークに近い!みたいなことを少し前に言ったけど、それをもっと上の視点から見ると、「なんかこれ好き!」みたいな辺縁系レベルの好きを追求していくこと、に行き着いた。なんか好きな「共感覚」とか、なんか好きな「芸術」とか、なんか好きな「フランシス・ベーコン(あるいは、身体性)」とか、なんか好きな「他人の好きなモノ」とか、結局自分の理屈抜きで興味を持っているモノって辺縁系に近いモノが多かった。
あるいは、
- 作者: リチャード・E.シトーウィック,Richard E. Cytowic,山下篤子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
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で書いてあったように、共感覚は辺縁系で起こっているという事実。
そして、フランシス・ベーコンにおける身体性も、結局は意識と無意識(=辺縁系で、身体)の話ですし。そして、決定的だったのは、村上隆の芸術起業論。
村上隆の芸術家論がすごく腑に落ちて、
つまり、芸術家は自分にとって大切なモノ(興味あること・好きなこと)を追求して、それに対する(社会的に&美術史的に)革新的な答えを芸術というカタチで表現する仕事ってこと。ココ・シャネルがわかりやすいと思うんだけど、映画「ココ・アヴァン・シャネル」でオドレイ・トトゥ演じるココがそうであったように、彼女にとって洗練されたシンプルなデザインが核心だったわけで、それを世に提出することで、シャネルは世界的なブランド(価値)を持った。自分にとってほんとうに大切なモノは、理屈じゃないと思う。例えば、武道として身体性を磨いている内田樹さんは、
人の好み(好き嫌い)って理屈じゃない。絵とか観に行っても、「なんか好きだなあ」と思うことはあるし、数学が好きとか歴史が好きとか、ITが好きとか芸術が好きとか、そういう好みは小さい頃からの何かしらの影響によって人格形成されているモノだと思う。その小さい頃からに形成される好みは辺縁系に刻まれてる。そして、辺縁系は無意識の領域だから「なんとなく」で、それは身体性でもある。「◯◯はなんかおもしろくないし身体が疲れる」みたいな。それに気付けるかどうか。
芸術家は個々の欲望(大切なモノ=子どもの頃からの人格形成)を表現することが大事で、僕はその個々の欲望を芸術家の表現から読み取れなきゃいけない。(=批評)「この芸術家は子どもの頃にこういう体験があって、だから△△に問題意識があって、さらに◯◯という社会的背景もあってーーー」というように芸術家の大切なモノ(人格形成)を解体して、読み解かなきゃいけない。もしそれができれば、例えばインタビューという形式で、芸術家の欲望を探っていきたいし、場合によっては相手が無意識の領域における欲望に気付いていないようであれば、それを教えてあげたい。そうすることで、芸術家支援にもなるし、インタビューを通して知った芸術家の欲望を世間&社会のニーズにあわせて情報発信して、共感を生み出していきたい。芸術家をインタビューして、作品を批評して、芸術家の制作の手伝い(マネジメント)をして、情報も発信して、そういう仕事ができたらいいなー(笑)
なんてことを言うてるバーのマスターもいるんで(↑ 好きな言葉)
とりあえず、方向性はこっち!!!
「考えよう=想像しよう」っていうのは、あなたにとっての無意識のレベルで「好き!」と思えるモノはなんですか?ちょっとそのあたり考えてみませんか?ということ。
「好きなことを仕事にする」が正義だと思ってたけど、それは違くて、
「人生を通して追求したい何かを仕事にする」が正しいのかも。「好きなこと」を仕事にして、辛かったら好きなことがキライになっちゃう。だから、そうじゃなくて、自分が興味あることを追求することで、そこには追求っていうくらいだからツライこともあるよって前提で仕事ができる。そういうモノの考え方でいいんじゃないか、と。
あとは勉強して仕事して、以上のようなことができるかどうか。