映画『アメリカン・スナイパー』の感想。それがお前の宗教か

映画『アメリカン・スナイパー』は、その予告編にすべてが現れている。 「見えない。判断しろ。」という命令はとても象徴的な言葉だ。 この映画は「人間の根本的な弱さ」を描いた作品。いい映画です。 さて、さっそく観てきました、映画『アメリカン・スナイ…

Myブームはナカノヒトヨ

僕の快感原則を満たしてくれるモノはいつだってHAPPYだ。 自分という人間が無意識にしがみついている「快感原則」を、より補強してくれるような言葉に出会ったとき、この上ない喜びと安心感を得る。それは、誰かと、あるいは何かと繋がっているにちがいない…

『ゼロの未来』が良さげ

うおおおおーーーーー!!!またキターーーー!!!!!!! むっちゃおもしろそーな映画!ビジュアルやばい!開始10秒くらいのシーンとか、素敵すぎる!世界が想像する未来像は、映画『ブレードランナー』でしかないと思うのだけど、軌道修正するとしたら、…

『Project itoh』劇場特報

『Project itoh』 続報キターーーーーーーー!!!!!!!!うおおおお!!!! それぞれの作品のアニメ映像の最新バージョン!!! 『屍者の帝国』の映像は初ですか。いいですね。やばいです。 輪郭が濃い感じの作画がなんかもう最高すぎますね。英国感万…

ヒーローに救われた少年はずっと少年のままなのか。

QREATOR AGENT INC. QREATOR AGENT INC. わーーーーーーーーーー。 すっげーいい会社だ。QREATOR(クリエイター)の総合営業代理店。 かっこいい…。定義は違うけど、QREATOR≒HEROみたいなもんだと勝手に脳内補完した。少なくとも、「モノ」を創る人たちって…

芸術とは、自分にとっての現実を他人と共有する行為?

Out of Sight (敲敲) - YouTube Great!! すっげーいい。 この世界はなんだって思いのまま(なのかもしれない)。 地面を掘るペリカン。 道路を走るサカナカー。 青い空をゆらゆらと浮遊する巨大クジラ。

映画『インターステラー』から、SFにおけるヴィランとは?

書こう書こうと思いながらも1ヶ月ほど経っちゃいましたが、映画『インターステラー』についての感想と、SFにおけるヴィラン(悪役)とは誰かという話をして、「だからSFっておもしろいよね!」ということを書きます。 映画『インターステラー』最新予告編 -…

アート業界をゲーム化しちゃえばいいのに

「刀剣乱舞」人気で爆発的売れ行きの「名刀伝」 通常の5倍もの大規模重版が決定 「刀剣乱舞」人気で爆発的売れ行きの「名刀伝」 通常の5倍もの大規模重版が決定 - ねとらぼ なんやこれ。、すごいな。 『艦これ』に続いて、名刀バージョンで女子向け。関連本…

何かを作るのは予想以上にやっぱり難しいよ

挫折しそう。 「伊藤計劃のようなSF小説を書くんだ!」と豪語して数カ月。ストーリーはもうできているので、ディテールを補完しつつあとは書くだけなんだけど、むちゃくちゃ挫折しそう。何がやばいかっていうと、今さらなんだけど、「いい文章ってなんだろう…

「2014年の振り返り」

ブロガーなら誰でもやる(はず)の「1年振り返り記事」です。 これを書くためにブログをやっているみたいなところ、あると思う(ないです) 「今年1年間を振り返る」って聞くと「新卒として働き始めました」ぐらいしかねえよと思ったけど、2014年だから1月2…

『フューリー』は戦争映画で「ぶっ殺すぞ、ファッキンジャーマン!」だけどオススメだよ!

映画『フューリー』の感想。 ブラッド・ピット主演。 第二次大戦の1945年。 ブラッド・ピット演じるドン・コリアーを指揮官として、「フューリー」と名付けられたシャーマンM4中戦車に5人の兵士が乗り込み、ファックなドイツ軍との壮絶な戦争を繰り広げる。…

ど趣味ど真ん中

ゲーム大好き少年としてはもう最高に羨ましい…! むちゃくちゃ楽しそう…いいな…次回開催決定!とかないかな… TORIENA's profile - Hear the world’s sounds でもって、このTORIENAさんすごくいい。鬼リピしてる。 【第2回ハヤカワSFコンテスト】 大賞受賞者…

『どーせ無理』と闘う僕のヒーロー・植松努さん

ひねくれてんで、facebookとかで他人が「感動した!」とか「シェアします!」とか言ってると鼻で笑うタイプで、実際にこの動画も「感動した!」みたいな感じで他人がシェアしているのを見つけて、やっぱり「へっ」って鼻で笑ったんだけど、なーんか気になっ…

『ヒーロー見参!!』簡易バージョン

「芸術家=ヒーローだ!を叫ぶ」メディア『ヒーロー見参!!』の候補、というかストックというか。 2015年3月31日までは休止中につき、いつもより軽い感じで。 【ヒーローリスト】 ロボットスーツ『HAL』開発者:山海嘉之 小説『私はロボット』に惚れ込んで、…

ビジネスにも「芸術」は必要だ!

石井光太が語る“一筋縄ではない世界” ( page 3 ) | GQ JAPAN 石井光太が語る“一筋縄ではない世界” ( page 3 ) | GQ JAPAN 作家の石井光太さんのインタビュー記事。 物を作るということは、まずいろんなものを模倣しながら、模倣の対象を自分のものにしていく…

計劃(project)は止まらない。

「物語は誰かに寄生することで存在し続ける」と、彼は言った。故にか、 彼は物語を遺した。計画を遺した。彼が遺したのは 行き場のない魂の物語。『虐殺器官』『ハーモニー』2015年劇場アニメ化生まれる場所も時代も全て間違えて、それでも僕たちはここにや…

俺得すぎるCM『British Villains | Jaguar Japan』

俺得すぎるCM。超かっこいい。 車買わないけど、買うならジャガーにするわ。 ハリウッド映画の悪役の多くが、イギリス人であることにお気づきだろうか?はまり役だからじゃないか?我々は、集中力が高く、緻密だ。特別なスタイルをもっている。そして我々は…

装幀家・水戸部功

一応、本家こっち↓ 装幀家:水戸部功 | ヒーロー見参!! 【深は新なり】 何か新しい事をしようとしてむやみに足を埒外に踏み出すのは危険なことである。それよりも自分の携わっておる事、研究しておる事に専心して、深く深くと掘り下げて行くことによって、其…

球体関節人形作家:ハンス・ベルメール

一応、本家こっち↓ 球体関節人形作家:ハンス・ベルメール | ヒーロー見参!! 人形に恋をするという物語がある。 それは、怪しげで淫靡な香りがする、越えてはならない禁忌のようにも感じられ、その孤独なラブ・ストーリーに子どもの頃から興味があった。「ど…

アンディ・マーティン博士の哲学講義がおもろい。

NHK ケンブリッジ白熱教室|講義詳細 ↑ むちゃくちゃおもしろい。 アンディー・マーティン博士による「美と醜の現象学」。 「キング・オブ・ポップ」マイケル・ジャクソンの芸術性と、哲学者・サルトルにとっての芸術の話だと勝手に脳変換されて、たちまち脳…

『HUNTER✕HUNTER』の念能力者は芸術家である。

Webメディアは毎日更新するのがいいのだ、と風の噂で聞いた。 現状は1ヶ月1更新なので、どうにもならんわけですが。 ひとりの芸術家について1か月ぐらい可能な限り調べ尽くしてまとめたいなーという気持ちのほうが大きい。そうじゃないと、僕がやる意味な…

「装幀家・水戸部功」特集・編集後記

9月は「装幀家・水戸部功」特集でした。 装幀家・水戸部功 | sphinx いやあ、楽しい。『Pen 』 2014年 6/15号 [美しいブック・デザイン] を読んで、愛読書『虐殺器官』の装幀を手がけた人物の名前を知った。それが、水戸部功さんだった。 Pen (ペン) 2014年 …

浅野いにお最新刊『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』!

浅野いにお最新作・最新刊『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の1巻を読みました。ようやくです。 感想としては、 浅野いにおさん、化けたな。 と、ちょっと褒め過ぎな感じなテイストで。 スゲーわ、『デデデデ(作者公式略)』。1巻にして…

すがりついているモノ

先週、熊野古道・高野山に行ってきました。 つかの間の休息で、久々にゆっくりとできました。 熊野にある那智の滝、信仰への道・熊野古道、福智院で出会った重森三玲の庭園。 素敵な景色とたくさん出会ったけど、もっとも印象に残っているのは、『奥の院』に…

テクスチャー(肌触り)を楽しむということ。

「テクスチャーを楽しむ」という言葉を、僕はSF作家の伊藤計劃から教わった。テクスチャーとは、この世界の質感であり、肌触りである。この世界の楽しみ方のひとつとして、この世界の肌触りを楽しむことがあり、「テクスチャーを楽しむこと」ができるように…

へこむぜ。

sphinx やっと完成した! 3週間ほど更新できなかったのはこいつを作っていたからですん。 僕にとってはすごく大事なモノ。他人にとってもすごく大事なモノになるように努力はしたけど、どうですかね。Facebookにも投稿したけど、まじで死にたい。全然リアク…

「死」すらも輝かせる現代芸術家・ダミアンハースト

ダミアン・ハーストという芸術家。 ロンドン大学・ゴールドスミス・カレッジ出身で、YBA世代の代表格。1995年にはターナー賞を受賞し、雑誌「Complex」による「存命する芸術家の長者番付TOP15」で堂々の1位に輝くなど、アート市場でも彼の作品は高額で取引さ…

美しい飛行機『零戦』を作った設計者・堀越二郎

堀越二郎という設計家。 1903年生まれ。東京帝国大学の航空学科を首席で卒業。三菱内燃機製造に入社し、飛行機の設計に携わる。1932年『七試艦上戦闘機』、1934年『九試艦上戦闘機』といった飛行機の数々を生み出し、『零式艦上戦闘機(通称、零戦)』の設計…

「血は鉄の味がする」:ピンポン⑪話

神アニメの最終回 なんかもうこういうのに出会うために生きてるみたいなとこある。 いいアニメでした。すごくいいアニメでした。完璧でした。 子ども時代の回想と、試合の激しいアニメーションとがいいバランス。 「ピンチの時にはヒーローが現れる!!!」…

時にそれは狂気になり得る。

じぶんのなかに狂気をちゃんと飼っておく | AdverTimes(アドタイ) - Part 3 「狂気」は僕たちの強い味方である。 それは、代替不可能な極めて個人的な何ものかによって構成されている。 しかもそれは結果的に、自分が何者なのかを、明示してくれる。 もし…