2014-03-01から1日間の記事一覧

カズオ・イシグロの『日の名残り』

読書感想文:カズオ・イシグロの『日の名残り』を読んだ。この本を手に取った経緯は、以前のエントリで書いたので割愛するとして、久々に小説という創作物が持っている力強さや魅力を存分に味わった作品でした。小説好きであれば、この感動・体験の素晴らし…

「気分」と建築という視点で気になる人たち

ひとつ前のエントリで、「気分」に多大な影響を与えるモノの候補として「建築」を挙げたのだけど、そういう仮説を持つと、以下の建築とその作り手のことがにわかに気になってくる。 フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー オランダ出身の芸術家で建築家…

英国と小説家と気分について

画家や小説家などを含めた意味での芸術家たちが、その国や時代の雰囲気に対応して作品を生み出すということを前提とする。そうであるならば、どことなく残酷で陰鬱な感じの作品(僕好み)が多く存在するイギリスという国の“雰囲気”とは一体なんだろうか?ロ…

フィッシュ・オア・チップス論

副題:フィッシュ・アンド・チップスはどうして不味いのか?ロンドン旅行をしたときに、なんとなく気になったので、噂の「フィッシュ・アンド・チップス」を食べに行ってみました。そう、あの「不味い」と噂の「フィッシュ・アンド・チップス」である。「不…

すごくない人でも生きやすい方がより良い

「こいつ、おもしろいよ」「あいつ、すごいよ」 この世界は、そんな人たちが多すぎる。 追記: ぶっ飛んだことをやってみせる・人生を楽しんでいるところをみせることは、誰かの心が変わるきっかけになるでしょう。少し前のエントリでも書いたけど、「憧れ」…